スポーツジムの意義
わたしは長いことずーっとカナヅチでした。物心ついてから、本気で泳いだことがありませんでした。小、中学校の水泳の時間は基本的にずる休み。水に入って息が苦しくなる(息継ぎNG)なのが怖くてどうしても泳ぐ気持ちになれなかったのです。。。
大人になってからも、プールや海では水にちょっと浸かるだけ。水なし人生でやって来ました。そんなわたしが、ここ数年、ジムのプールに通い、バタフライのクラスに出ることが出来るようになりました。まぁ、ガツガツ泳げるわけでもなく、初心者クラスなんですけど。
通い出してから知ったのですがジムやプールというはヘルシー志向のシニアのたまり場、健康向上を兼ねた社交場でした。60、70代中心に年齢が構成されており、上は90代の元気な女性も来られているくらい。わたしですら、一番若いと言われる年齢構成(笑)
ほとんどの方々が毎日通勤するように来られて、水と戯れています。いいえ、トレーニングされています。しかも、毎日1000m泳ぐというアスリートみたいな方も。クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライのクラスを2、3つと連続と参加されていました。
もちろん、黙々と歩かれるだけの方もいらっしゃいます。お散歩よりも、水中ウォーキングは足や腰に負担がなくて良いようですね。心と体の健康に役立ってるのは間違いなし。どの方も、姿勢がよく全身がしなやかで若々しいのです!!
スイミングを始めたわけ
わたしの場合は、そもそもスイミングをやろうかと思い立ったのは震災がきっかけでした。もし未曾有の災害に襲われたら、津波や水害の水と直面して冷静でいられるのか。。。もちろん、パニックになるのは間違いないですが泳げなければ、さらに恐怖心が大きくなってパニックレベルは数倍以上でしょう。スイミングスキルでいざというときに備えたい!それがスタートでした。
まず、大人になって初めてスポーツ水着を買いました。結構高い。。。セパレートのハーフパンツタイプで2万弱。さらに初めてスイムタオルやゴーグル、スイムキャップを購入しました。人生の先輩方はおしゃれさんも多く、こんなファッションの楽しみもあるんだなぁとしみじみしたのを覚えています。
習い始めた最初は、初心者クラスの一番うしろから、見様見真似でついていきました。レーンの半分くらいで立ったりして、これっぽっちも泳げなかったですね。それからレッスンでスイミング基礎の説明を聞きつつ、自主トレしたり、プール仲間の皆さんと練習を続けていきました。段々と泳げるようになったのです。
最初はほんの二掻き程度。ところが今は50mほど泳げるようになりました。誰よりも自分でびっくりしています。覚えた種目の順番は、まずはクロール、そして背泳ぎ、平泳ぎでした。さらにその上を目指すチャレンジとしてバタフライに取り組めるレベルになったのです。
子供の頃は体育「2」だったわたしが、大人になってバタフライに取り組む機会と巡り合えました。しかもこの年齢で!ということは、誰でも泳げるようになります。何歳からでもきっと大丈夫。遅くなんかないです。始めてさえしまえば、きっと上達すること間違いありません。
また、スイミングは全身運動なので、思った以上にスタイル維持に効果がある気がします。ただ、有酸素運動なのでダイエットには急激な効果はありません。ベースを整えて痩せやすくするので、その後の筋トレが大切です。
今はコロナ禍でスポーツクラブやプールは行きづらいようになりました。わたしもお休み中。。。聞くところによると、プールは二酸化炭素排出のため、元々巨大な換気扇あり、換気は大丈夫らしいです。水もカルキや循環消毒されているので、あまり危なくはないとか。とは言え、しばらくはNGっぽいですよね。世の中が回復したら、また泳ぎに行きたいものです。
寒い中のプールは身体がスッキリして気に入っていたのに残念です。今年は夏まで待って、海なら少しは泳げるかも知れませんね。